少し前になるがフランスのモーターショー、パリサロンへ行ってきた。
パリサロンという響きがなんとも素敵な感じだが、実際、「あのパリ」で行われる自動車ショーなので、ショー自体もさることながら街を楽しむという意味でも、毎度毎度わくわくしてしまう。
別に何がというわけではないのだけど、とにかくパリという街はアガる場所であることは間違いない。
そうした理由からか、周辺諸国からも奥さんや子供を連れてやってくるケースも多く、会場の男女比もなかなか拮抗している。
今回は不景気とテロにまみれたパリだったので、やや盛り上がりに関してはそこそこ心配していたのだが、なんのなんの、いよいよ上向き感が垣間見れるような人出で大いに賑わっていた。
街のそこかしこに機銃を持った軍人が警備しているのだが、そのせいかスリなどの軽犯罪が激減して、ある意味治安がいいとの地元の声も聞いた。
ショー自体はある意味で東京モーターショーなどと変わり無く、クルマがひたすら並んでいるという情景だが、大きく異なるのが「徹底的に触ることができる」という点だ。
子供が記念撮影しようが、ハンドルやシフトをガッチャガチャ弄りまくろうがお構いなしである。
ちなみに日本の電車にベビーカーで乗ってくるような幼児(乳児ではない)に比べれば遥かに皆さんお行儀がいい。
日本ももっと自動車に触れる機会を増やすべきだと強く思うのだけど…。
そうしないとせっかく子どもたちに標準装備されている「ブーブー大好き」の因子が駄目になってしまうと思うのだが…。
つづく
それではまた近々。
A Prestissimo!!